WORKS
Legato Largo上海撮影プロジェクト
上海の街を舞台に 、日本の人気バッグを中国トレンドの中で再構築
Roams(ロームス)は、株式会社キャロットカンパニーの中国展開をサポートしています。今回はバッグブランド「Legato Largo(レガートラルゴ)」の新作オフィシャル撮影を、上海の街を舞台に実施しました。

Legato Largoの「肩楽バッグ」は、中国SNS「RED(小紅書)」での発信を通じて人気が急拡大。大阪・心斎橋のanelloショップでは、開店前から中国人客が行列をつくるほど注目を集めています。

今回の上海撮影は、Roamsが企画・ディレクションを担当。クライアント3名と日本人カメラマンを日本から現地へアテンドし、撮影モデルとして中国SNSで活躍する中国人インフルエンサー10名をキャスティング。「今の上海の空気に溶け込むビジュアル」をテーマに、街全体を舞台にした撮影を行いました。



ロケ地選定もRoamsが現地でロケハンを重ねて実施。ヨーロッパの街並みが映えるフランス租界エリア、アメリカ建築の趣を残す外灘(バンド)をはじめ、トレンドのストリートや人気カフェ、ローカルな路地裏までを巡り、“リアルな上海”と“Legato Largoのカラフルな新作バッグ”が自然に交差するシーンを追い求めました。




撮影当日は、モデル・スタッフ・クライアントが一体となって進行。日本人カメラマンからの細かなディレクションに対しても、弊社スタッフが通訳・サポートを行い、現場の空気感を保ちながらスムーズに撮影を進行しました。モデルとのコミュニケーションも円滑で、終始笑顔の絶えない現場となりました。




各モデルの撮影後には、新商品に関するアンケートを実施し、中国人消費者としてのリアルな声をいただきました。普段からSNSで活躍する彼女たちの視点や意見は、今後の新商品開発やマーケティングのヒントとしても活かされています。


撮影最終日は、上海でも珍しいほどのスコールに見舞われ、道路が冠水。当初予定していたロケ地での撮影が困難になりましたが、近くにあった人気カフェに急遽交渉を行い、店内での撮影を快く了承していただきました。

モデルのお二人も衣装が濡れてしまうハプニングがありましたが、撮影時間を調整したり衣装を着替えたりしながら、最後まで笑顔で撮影を続行。思いがけないアクシデントも、結果的には印象的なカットにつながりました。


この度の上海撮影プロジェクトに関わってくださった皆さま、キャロットカンパニーの角谷さん、松本さん、高見さん、カメラマンの加藤さん、そして参加モデルの皆さんに心より感謝申し上げます。

左から:加藤さん、松本さん、高見さん、太田(Roams)

左から:モデルさん、徐(Roams)、加藤さん、角谷さん
また、撮影に合わせてクライアントとともに上海トレンドリサーチツアーも実施。Roamsがコーディネートし、現地の人気スポットや最新カルチャーを巡りながら、中国のリアルな消費トレンドとSNS発信の現場を体感していただきました。

Roamsは、REDプロモーションから撮影・現地視察までを一気通貫でサポート。“リアルな中国”を理解したうえで、日本発のプロダクトを現地目線で再構築することを大切にしています。今回の上海撮影プロジェクトは、クリエイティブとリサーチの両軸で挑戦した実例となりました。
Roamsはこれからも、クライアントとともに中国市場で“心が動く瞬間”をデザイン していきます。